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「仕事」=「従業員」と考えているひとは読んでおきたい「キャッシュフロー・クワドラント」

改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる

ロバート キヨサキ

本書はベストセラー作「金持ち父さん貧乏父さん」の続編にあたるものであり、読者の生き方にさらに新たな視点を提供し、それぞれが望む人生を進んでいくための指針となる一冊である。

 

良い大学を出て、良い会社に就職するということが安定に繋がり、将来幸せになれると思われがちだが、収入を得る方法は一つではない。もし、良い会社に就職することしか考えていないひとがいれば、きっと働くことについての見方が変わるだろう。

「仕事」=「従業員」ではない

今、日本の若者たちは一般的に大学3~4年生になると一斉に就職活動を始める。インターンシップから参加している学生、部活動が終了してから始める学生などスタート時期や本気度に差はあるが、実家が商売しているような場合や音楽や美術などの特別な才能を有する場合を除いて、最終的なゴールを企業への「内定」と設定し皆就活に励んでいく。


1度就職をした人も、今の仕事や収入に不満がでれば「会社」を変えることをまず第一に考え、仕事内容や業種に違いはあるが再び企業の「従業員」として稼いでいく道を選択していく。「仕事」=「従業員」と考えている人が実はほとんどだ。


しかし、この「従業員」という生き方は、どの会社でどんな業務内容に取り組んでいようが、一つの同じ「クワドラント」に属している。企業のために時間を費やし企業の売上のために業務を行い、企業から「給与」という形でお金を貰い、そして企業の決められた日に休むという根本的な生き方に変わりはないということを教えてくれる。転職したら自分の人生の課題が解決するように感じる人は多いと思うが、実はそれは錯覚に過ぎないのだ。

 

そして従業員のクワドラントの他に、3つのクワドラントという生き方があること本書は示してくれる。そしてそれぞれがどのような世界かを示し、読み手にとって最適な仕事、最高なクワドラントを見つけるのを助けてくれる。

クワドラントは生き方の違い

全部で4つのクワドラントがあるが、それぞれがどのような世界なのかはぜひ本書を読んで頂き、自分にぴったりのクワドラントを見つけて頂きたい。ここでは大事な前提をお伝えしておく。


まず第一に、このクワドラントというのは正解探しではない。4つのクワドラントについてどういった稼ぎ方になるのかが本書では詳しく書かれているが、どれが正解でどれが不正解とかそういったことではない。「従業員」も一つの素敵な仕事であり、従業員がいなければこの世の中の経済は回らない。

 

本書ではクワドラントについてただ事実として記載されているだけで、どれがおススメでどれをやめろといったことも書かれていない。クワドラントはどれも正解なのだ。


そしてクワドラントとは常識の違いであり、会社とか業務内容とかそういったレベルの違いではなく、そもそもの「生き方」の違いを示している。クワドラントを選ぶとは、生き方を選ぶということなのだ。

 

そのうえで、自分はどのクワドラントに入りたいのかを考えるべきなのである。

まずは知る。そのうえで選択する。

どんな人であれ、仕事をしていく以上まずはクワドラントを知ることが大事だ。クワドラントは「概念」であり、この世に存在する「事実」だ。上にも書いたように良い悪いの話ではない。事実を知ったうえで私たち自身がどう選択していくのかが重要なのだ。

 

今の仕事が4つあるうちの1つの世界のものあり、他にもあると認識したうえで、「それでもあなたは今の仕事を選択しますか?今の生き方を選択しますか?」と自分自身に問いかけてあげて欲しい。他の世界も知ったとき、本当に自分が望んでいる生き方はその生き方なのか?

 

そのうえで「従業員」という生き方がベストだ!ということであれば、今日からますます張り切って今の会社の仕事に励むのが良いであろうし、もし「そうではない!」という人は、ぜひ本書に従って新しい一歩を踏み出して頂きたい。本書がきっかけの一冊になることは間違いないだろう。