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【決断力の武器】もう悩まない!決断が得意なひとだけが知っている後悔しないフレームワーク

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ほとんどの決断に熟考はいらない

「重要な決断には時間をかけてじっくり考えないと」

 

そう思っているひとは多いのではないか?結論から言うと、ほとんどの決断に熟考は不要である。

 

本記事では決断するためのフレームワーク(あらかじめ決められた枠組み、型のこと)である『クネビン・フレームワーク』を紹介する。

 

クネビン・フレームワークを使うことで、本当に悩むべきこととそうでないことを判断し、素早く、精度高く決断できるようになる。

 

参考文献 

クネビン・フレームワークとは

クネビン・フレームワークとは、カオス理論を応用した、決断に関する迷いをなくすための枠組みである。アメリカのDARPAも採用しているシンプルかつ強力なもので、信頼性もかなり高い。

 

クネビン・フレームワークでは、決断する問題を以下の4つのタイプに分類して考える。

  • 単純
  • 面倒
  • 複雑
  • 混沌

 

問題がどのタイプにあるか分析を行い、それぞれに応じて決断の仕方を決めていく。単純が一番シンプルな問題で、混沌が4つの中で一番決断しにくい状態。

 

その問題のタイプに対応したアプローチをしていくが、混沌は複雑に、複雑は面倒に、面倒は単純に移行できるように紐解いていくことが大切である。

 

例えば、転職したいと考えたとき、何も求めて転職をしようとしているのか考えると思う。それから、どのような行動が一番良いか考え、決めた行動を進めていくと思うが、その段階ごとに対して、上記の4つのタイプが当てはまってくる。

 

4つのタイプに対して、それぞれの問題がどのような状態でどうアプローチしたら良いのか紹介していく。

やらないといけないとわかってる「単純」

ダイエットしないといけないのはわかっているけど決断できない。これは「単純」タイプに当てはまる。やった方が良いのは分かっているが、なかなか決断できない問題は多くあるだろう。

 

「単純」タイプの問題は、決断の自動化を行うのが良い。

 

先程のダイエットの例でいくと、ダイエットのために歩こうかなと思うのではなく、「仕事終わり家に着いたらそのまま荷物を置いて、家の周りを歩くようにする」と言ったように、いちいち頭の中でどうしようと決めるのではなく、前もって自分のルールを作ることで自動化を行なっていく。そうすることで、決断に疲れることなく良い決断を素早く行える。(決断しなくても自動でできる)

 

また、体に良いものを食べようか決断を迷うと言ったような問題であれば、定期的に体に良い弁当を届けてくれるサブスクリプションサービスに登録し、自動的に届くようにすると言うのも良い方法である。

 

このように「単純」タイプは決断の自動化を行うことが大切だ。

 

いろんな選択肢があってどれが最適か決断できない「面倒」

売り上げを増やしたいと思っているが、広告を出すか、新商品を出すか、新規顧客を開拓するかといったように、色々な選択肢があってどれが最適か決断できないという状態に陥る。これは「面倒」タイプに当てはまる。

 

「面倒」タイプの問題については、デフォルト設定を決めておくのが良い。

 

デフォルト設定とは、予め決断に必要な条件を決めておくこと。決断するために情報収集する過程で、多くの情報を得てどれが良いか迷いすぎて結局決断できなくなると言うことがよくあると思う。デフォルト設定を決めておくことで、多くの情報が出揃っても、本当に必要な条件に当てはめて考え、決断することができる。

 

先程の例でいくと、デフォルト設定として「お金をかけない」、「製品開発力を生かす」と言う条件を設定していたら、新商品を出すという決断を素早くすることができる。

 

上記のようなデフォルト設定は分かりやすいが、私的な問題になると明確な条件を設定することが難しい。そのような場合は、永続的価値、道具的価値を考えてみるのが良い。

 

  • 永続的価値 :死ぬまで変わらないであろう、あなたが大切にしている価値観
  • 道具的価値 :永続的価値を実現していくために必要な行動、振る舞いのベースになる価値観

 

永続的価値は、幸福感、好奇心、安心、自由といったものになる。道具的価値は誠実、公平、信頼、親切、積極的と言ったものが挙げられる。

 

「面倒」タイプの問題にすぐ決断できるように予め永続的価値、道具的価値を考えておき、いざとなったらデフォルト設定で考えてみると良いだろう。

 

どこから手をどこから手をつければいいのか分からない「複雑」

株を買いたいがどの株を買えばいいのか分からないといったような、予測できないことだから決断できない。良いひとがいるけどこの人と結婚しても大丈夫か予測できないことだから決断できない。これは「複雑」タイプに当てはまる。 

 

「複雑」タイプの問題については、失敗しても構わないような実験をいくつか行い、状況を解決するようなパターンが創発してくるのを待つのが最適な行動となる。良さそうなアイデアを思いついたら、まずは試してみること。それを繰り返しながら上手く求める解にたどり着くルートはないか探っていく。

 

先程の株投資の例で行くと、いろんな投資手法やいろんな銘柄があり、複雑になっているところをまずは「失敗しても構わない」金額で投資を行って、その結果を受けてどのように稼げる投資をできるようになるか模索する。人それぞれ合っている投資方法は違うため、もちろん正解はない。

 

重要なことは、「失敗しても構わない」実験を行うことである。「複雑」タイプのものは、一発で成功することはまずない。投資でいけば、初めてで資産を全部投じて失ってしまったら次はやれない。小さく、失敗しても良いことを積み重ねていき、正解を見つけていくことが大切。

求めるものが何かすらもわかっていない「混沌」

自分の人生はずっとこのままで良いのかといったような、答えがないから決断ができない。これは「混沌」タイプに当てはまる。

 

「混沌」タイプの問題については、当てはまるパターンを探すよりも、ダメージを最小限にすることを心がけるのが良い。せめて何かが安定し、何が安定していないのかを把握し、「混沌な状況」を「複雑な状況」に移行させた上で、何かの良いアイデアが思い浮かぶのを待つ。

 

先程の例でいくと、人生にこのままで良いのかと考えてしまい、仕事を辞めていきなり起業するということはせず、リスクの少ない副業を始めてみる。いざやってみたけど、仕事の面ではあまり不満はなく今でも安定している。よくよく考えてみると実は野心の問題ではなく、一人で過ごしていることに寂しさを感じるときに不安を感じていた。それに気づき、マッチングアプリを始めてみる。その後、彼女ができて結婚のイメージができると人生に迷いがなくなった。

 

もしこのような例でいきなり起業を行ってしまって失敗してしまったら、それこそ不安定になってしまい、彼女を作るどころでなくなってしまう。これだというものを探したいのは分かるが、「ダメージを最小限にすること」を心がけて決断することが大切である。

 

何で悩んでいるか分析する方法としてHARM(ハーム)というものがおすすめだ。以下のどれに悩んでいるかを考えてみることで、人間の9割の悩みは特定できると言われている。当てはまるものが見つかれば、それについてダメージを最小限にしながらアプローチしてみるのが良い。

  • Health:健康問題
  • Ambition:野心や大望
  • Relation:人間関係
  • Money:お金

 

また、答えのない問題に立ち向かうときは、自分の使える時間の8割を問題の解決に向けた行動を行い、残りの2割を新しい自分の方向性を探る行動に使ってみるのも良い。「混沌」から「複雑」に移行させることに頭を働かせる一方で、異なる視点から自分を変えていく戦略を考える時間を持ってみるのも良いことである。

 

まとめ

いかがだっただろうか。 簡単なものから答えのないような問題まで様々な問題について、考えて決断してきたと思うが、クネビン・フレームワークを知ったことで決断せずに先延ばしにしていた問題にも取り組んでいく気持ちになれたのではないだろうか。

 

「複雑」、「混沌」のタイプについては、決断してから正解を見つけるまで継続的に行動することも大切である。本サイトでは、継続的に行動するための行動デザインについても、今後取り上げていきたいと思う。

 

以上